フォーメーションの歴史
▶▶ 1-2-7
サッカー誕生当初のフォーメーション。当時のオフサイドはラグビーと同じで、自分より前にいる選手にパスを出したらオフサイドとなる。必然的にドリブル中心の戦術であった模様。
▶▶ 1-3-6
1866年にルール改正。相手チームの選手が3人いればオフサイドとはならない「3人制オフサイドルール」となる。それによりパスサッカーが主流となり、攻撃のスピードがアップした。それに対応する形で1-3-6が流行する。
▶▶ 2-3-5
よりバランスを重視した2-3-5が主流となる。GKを含めたフォーメーションの形がピラミッド形となったため「ピラミッドシステム」と呼ばれた。旧ルール上において完成系とされ、半世紀以上続いた。
▶▶ 3-2-5
1910年頃、低リスクで簡単に仕掛ける事の出来るオフサイドトラップが流行する(当時のルールでは仕掛けても常にDFを1人余らせる事が出来る)。その背景より1925年にルール改正され、現在と同じ「2人制オフサイドルール」が適用された。ルール改正に伴いフォーメーションの見直しが行われ、より守備を重視した3-2-5システムが流行した模様。フォーメーションの形がFWのW字とMFとDFのM字がぶつかり合う形となり、マンツーマンの概念が生まれる。
▶▶ 4-2-4
MFが攻守に参加するフォーメーションが既存システムを圧倒し、ゾーンディフェンスの概念が生み出された。
▶▶ 4-3-3
よりバランスを重視しMFの人数を増やした。
▶▶ 4-4-2
当時は守備的な布陣として強豪国では採用されない傾向であったが、パスのつながりが良くなった為むしろ得点力が上がった。好成績を残したブラジル、フランスなどは当初4-3-3で戦う予定だった模様。しかしながら両チーム共MFにスター選手が多数存在した為、しかたなく4-4-2を採用したら良い感触だったようだ。(ブラジル:ジーコ、ソクラテス、セレーゾ、ファルカン)(フランス:プラティニ、ティガナ、ジレス、ジャンジニ)
▶▶ 3-5-2
よりパスに比重を置き、3-5-2が主流へ。ツートップの相手にはストッパー2人、スイーパー1人、スリートップの相手にはマンツーマンでマークするなどの動きが見られた。
以降フォーメーション多様化の時代へと突入し現代に至る。